フィリピン 第3の通信会社

フィリピンの通信業界はアヤラ財閥系のGlobe社と国内最大の電話通信会社PLDT社傘下のSmart社が独占している!

そこに今年から運用開始を目指すDITO社が参入し、あちらこちらで電波塔(鉄塔)を建てている。 このDITO社、現大統領と同じ出身地ダバオの実業家であるデニス・ウイ氏が率いている。 ウイ氏はこの通信事業の他にも色々な会社を手掛けており、数社がPSEに上場していることから私も以前関連企業の株を保有していたことがある。

 

さてDITO社の電波塔すごいスピードで建てられているが、電波は全国ネットである必要があり、私が住むセブのような都会のみならず、妻の実家があるようなルソン島の田舎でも急速に進められている。

 

電波塔の多くは長期リースされた土地に建てらているいるが、会社のスタッフからの情報によるとセブの田舎(メトロセブではない)の場合、500㎡の土地の20年リースで土地リース料960万ペソ。 その他、Caretakerと呼ばれる電波塔の管理者(っと言っても周囲の草を刈ったり、簡単なメンテや報告する程度だと言う)への謝礼として月々4万ペソが支払われると言う。 それが本当だとすると20年リースで1920万ペソ。

うちの会社の場合、スタッフへの給料は15000ペソかそれ以下なので、随分割の良い話である。

 

妻の実家と同じ町に妻名義で購入した土地に対しても、DITO社のエージェントなる人から電波塔に関するお誘いがきた。

その内容としては、リース料は毎月P14,000の15年間、Caretakerへの謝礼は月額でP10,000、必要な面積は250㎡だと言う。 セブの田舎に比べると随分安いように思えるが・・・

その土地はどうせすぐに使う予定もないし、安いながらも毎年固定資産税を支払うのも勿体ないので、DITO社のオファーを受けても良いかな?と思ったが、町役場で話を聞いてみると「あの場所は、住宅用地だから健康への影響の恐れから、町として許可をだせないな。」とのこと。。。 実際、どの程度、健康への影響があるのか明確ではないが、近所の住民とも揉めたくないので、DITO社のオファーは断念し、この際、他の目的で使うことを検討し始めた。